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3月末は引渡し時期ですね

  • 執筆者の写真: WATANABE ARCHITECTS
    WATANABE ARCHITECTS
  • 4月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月2日

本日開園した保育園の設計をさせていただきました。 


独立前から数多くの保育園を設計しており、今回も貴重な機会をいただけたことを嬉しく思います。


認可保育園の設計では、補助金を受けるために単なる設計だけでなく「積算」と呼ばれる詳細なコスト試算も求められます。

これは設計内容に基づいて材料の数量や価格を細かく積み上げ、総工費を算出する作業です。

さらに工事完了時には試算と実際の工事費用の差分を報告する必要があり、その作業量は膨大になります。


しかし、こうした機会をいただけることは大変ありがたく、積極的に取り組んでおります。



私自身、子どもを保育園に預かっていただきました。(だいぶ前のことですが...)


その園の先生方は素晴らしく、日々一生懸命に保育をしてくださっていましたが、建物はもともと別の用途で作られていたため、子どもたちの目線に寄り添った建物ではなく、古い建物でした。


子どもを古くて薄暗い保育室まで送り届けたあと、仕事へ向かう私を追いかけ、エントランスドアの内側から小さな手を振っていた我が子の健気な姿は愛おしく、今でも鮮明に心に残っています。


子どもたちの成長を見守る保育園が、保護者にとっても温かく、安心できる思い出の背景に彩りを加える建物となるように。


私は自分や家族が使うつもりで、心を込めた建物をこれからも作り続けていきたいと考えています。



 
 
 

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