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執筆者の写真WATANABE ARCHITECTS

階段

皆さんが普段使われている建物には階段がいくつありますか?

一軒家ならば1つ、大規模なマンションやオフィスなら2つ… 程度でしょうか。

今、建築中のマンション(コードネームGOSSI)は地上3階地下1階の建物で階段が『6つ』あります。


別に巨大な建築ではありません。ショッピングモールでもありません。


一級建築士製図試験で6つ階段を計画した場合、非効率で合理的でないと判断され、即不合格になるでしょう。

以前、一級建築士試験対策の大手予備校講師をしていた事がありますが、階段を6つ計画された生徒さんはひとりもいません。いわゆる常識というヤツです。



では、なぜそのような計画になったのかは、過去のブログに書いたので今回は割愛させていただいて…


工事中の写真ですが、階段その1


鉄骨造の螺旋階段です。

省スペースで登り口と降り口の方向を自由に設定できます。

今回はクロスメゾネット(Aタイプの上の階にBタイプ、Bタイプの上の階にAタイプ。文字で書くとそんな事できるのか…と思っちゃいますね)で採用しています。


階段その2


コンクリートの片持ち階段です。

螺旋階段の事例もそうなのですが、段の先端に支える壁が無いので空間が広く感じます。


なかなか工事中の写真はお見せする機会がないので、今回は仕上がっていない、工事中の階段にしました。


この工事中の階段がどのような仕上がりになるかは今年7月末竣工引き渡しの竣工写真を楽しみにしてください。

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